レクサスNXナビ大型化!交換方法と費用・注意点を徹底解説
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レクサスNXのナビ大型化を検討中ではありませんか?特に前期モデルにお乗りの方の中には、ナビ画面の剥がれに悩んでいたり、ベースモデルのナビの大きさに物足りなさを感じている方もいらっしゃるかもしれません。
現代のドライビング環境において、ナビゲーションシステムは単なる道案内以上の役割を果たします。しかし、旧型のシステムではその恩恵を十分に受けられないことも事実です。
この記事では、レクサスNXのナビをより快適に使うための具体的な方法を詳しく解説します。
例えば、多機能なアンドロイドナビの導入やスマートフォンとの連携に優れたディスプレイオーディオへの交換、そして視認性が格段に向上するディスプレイ選択における14型の魅力について掘り下げます。さらに、ナビを2画面で活用する便利な使い方やタッチパネルによる新しい操作性まで、あなたのカーライフを一段と豊かにするための情報が満載です。
ナビ交換でレクサスNXのポテンシャルを最大限に引き出しましょう。
記事のポイント
- 前期モデルのナビ問題を解決する具体的な方法
- アンドロイドナビ導入のメリットと注意点
- 新型NXに搭載された大型ナビの優れた特徴と操作性
- ナビ交換にかかる費用相場と専門業者の選び方
目次
前期型オーナー必見!レクサスNXのナビ大型化のメリット
- ナビ画面の剥がれと小ささという不満を解消
- 高機能なアンドロイドナビを導入する魅力
- 最新のディスプレイオーディオに交換する
- ナビを2画面で表示するスマートな活用法
- 後期型へのアップグレードは現実的か?
ナビ画面の剥がれと小ささという不満を解消
レクサスNXの前期モデル(10系)で多くのオーナーが直面するのが、ナビ画面のコーティング剥がれという問題です。これは経年劣化によって画面の保護層が傷んでしまう現象で、見た目が損なわれるだけでなく、タッチ操作の感度低下にもつながる可能性があります。
また、純正で装着されている7インチのモニターは、現在の水準で見ると小さく感じられ、地図の視認性に課題が残ります。これらの不満を最も効果的に解決する方法が、社外品のナビゲーションシステムへの交換です。
車種専用に設計された製品を選べば、まるで純正品のような美しい仕上がりで、画面サイズを10.25インチなどに大幅に大型化できます。
ナビ交換のメリット
- 画面の剥がれ問題を根本的に解決できる
- 大画面化により地図や映像の視認性が飛躍的に向上する
- タッチパネルの反応速度が改善され、操作が快適になる
- 最新の機能を追加できる(後述)
交換にかかる費用は、選択するナビのモデルや機能、そして取り付けを依頼する業者によって異なりますが、一般的には本体価格と工賃を合わせて10万円から20万円程度が目安となります。費用はかかりますが、毎日の運転が快適になることを考えれば、十分に価値のある投資と言えるでしょう。
高機能なアンドロイドナビを導入する魅力
ナビを交換するなら、特におすすめしたいのが「アンドロイドナビ」です。アンドロイドナビとは、その名の通りAndroid OSを搭載したカーナビゲーションシステムのことで、まるでタブレットやスマートフォンのように使える高い拡張性が最大の魅力です。
具体的には、Google Playストアから好きなアプリをインストールできます。
これにより、常に最新の地図情報を提供してくれるGoogleマップやYouTube、Netflix、音楽ストリーミングサービスのSpotifyなどを車内で直接利用できるようになります。
純正ナビでは実現できない、極めて自由度の高いカーエンターテイメント環境を構築できるのが、アンドロイドナビの大きなメリットです。
価格帯は機能や画面サイズによって様々ですが、高性能なモデルであれば20万円前後が一つの目安となります。純正ナビでは満足できない、もっと自分好みのカーライフを実現したいと考える方にとって、アンドロイドナビは最適な選択肢となるはずです。
最新のディスプレイオーディオに交換する
「ナビ機能自体はスマートフォンのアプリで十分」と考えている方には、ディスプレイオーディオへの交換も有効な選択肢です。ディスプレイオーディオは、Apple CarPlayやAndroid Autoといったスマートフォン連携機能を使うことを主目的とした車載機です。
これを導入することで、普段お使いのスマートフォンの地図アプリ(GoogleマップやYahoo!カーナビなど)を、車両の大型モニターに表示して操作できるようになります。
最大のメリットは、常に最新の地図データを利用できる点です。従来のカーナビのように高額な更新費用を支払う必要がなく、スマートフォンの通信機能を使ってリアルタイムの交通情報を反映したルート案内が受けられます。
また、音楽再生やメッセージの送受信、ハンズフリー通話なども、使い慣れたスマートフォンのインターフェースを通じて安全に行えるようになります。
静岡県富士宮市にある「B.L.style」のようなレクサスカスタム専門店では、前期NXの7インチモニターを10.25インチのタッチパネルに変更し、Apple CarPlayやAndroid Autoを使えるようにするディスプレイオーディオキットを提供しています。専門業者に依頼することで、車両との一体感を損なうことなく、スマートなアップグレードが可能です。
このように、ディスプレイオーディオは、スマートフォンの機能を最大限に活用したい現代のドライバーにとって、非常に合理的でコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
ナビを2画面で表示するスマートな活用法
ナビゲーションシステムを大型化する大きなメリットの一つに、「2画面表示」機能の実用性が向上する点が挙げられます。画面が小さいと、2つの情報を同時に表示しても窮屈で見づらくなってしまいますが、10インチ以上の大画面であれば、それぞれの表示領域を十分に確保でき、視認性を損なうことなく情報を確認できます。
例えば、以下のような使い方が可能になります。
- 画面左側でナビの地図を表示し、右側で再生中の音楽リストや車両情報(燃費等)を表示する
- 運転席側にはルート案内を、助手席側ではYouTubeや地デジなどの映像を流す
特にアンドロイドナビの場合、アプリの組み合わせによって非常に多彩な2画面活用が可能です。
これにより、ドライバーは運転に必要な情報を確認しつつ、同乗者はエンターテイメントを楽しむ、といった柔軟な使い方が実現します。
運転中の「ながらスマホ」は大変危険ですが、ナビの2画面機能をスマートに活用すれば、安全性と快適性を両立させることが可能です。大画面ナビへの交換は、単に地図が見やすくなるだけでなく、車内での時間の過ごし方そのものを変えるポテンシャルを秘めています。
後期型へのアップグレードは現実的か?
前期モデルのオーナーの中には、「いっそのこと、後期型の純正ナビに交換できないか?」と考える方もいるかもしれません。
結論から言うと、前期モデルのナビを後期型のものに換装することは、技術的にも費用的にも極めて困難であり、現実的な選択肢ではありません。その理由は、ナビゲーションシステムが車両全体の電子制御システムと密接に連携しているためです。
前期型と後期型では、ナビ本体だけでなく、車両のCANバスシステム(各装置を統合管理するネットワーク)のプロトコルや設計が異なります。そのため、単純にナビユニットを交換しただけでは正常に動作せず、最悪の場合、車両の他の機能に悪影響を及ぼす危険性すらあります。
後期型ナビへの換装が困難な理由
- 車両の電子システムやソフトウェアとの互換性がない
- 配線やカプラーの形状が全く異なる
- 仮に作業を引き受ける業者がいたとしても、莫大な工賃と部品代がかかる
- 車両メーカーの保証対象外となるリスクが高い
これらの理由からディーラーはもちろん、多くのカスタムショップでもこの作業は断られるのが一般的です。ナビゲーションシステムの改善を望むのであれば、前述の通り、車種専用に設計された高品質な社外ナビ(アンドロイドナビなど)へ交換する方が、はるかに賢明で確実な方法と言えます。
新型に学ぶレクサスNXのナビ大型化の最前線
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- ベースモデルのナビの大きさは9.8インチ
- ディスプレイ選択は14型がおすすめ
- スマホ感覚の新しい使い方と操作性を実現
- 新旧モデルで比較する操作性の違い
- レクサスNXのナビ大型化で快適なドライブを
ベースモデルのナビの大きさは9.8インチ
2021年に登場した新型レクサスNXでは、ナビゲーションシステムが大幅に進化し、大型化が標準となりました。
最もベーシックなグレード(NX250やNX350hの標準モデル)であっても、9.8インチの大型ディスプレイオーディオが標準装備されています。これは前期モデルの7インチと比較すると飛躍的な進化であり、ベースモデルであっても所有満足度は非常に高いと言えるでしょう。
ただし、この9.8インチモデルには注意点があります。
それは、ナビ機能が「クラウドナビ」であるという点です。地図情報そのものは車載されておらず、データセンターのサーバーと通信することでルート案内を行います。
これにより、常に最新の地図や交通情報を利用できるメリットがある一方でトンネル内や山間部など電波の届かない場所ではナビ機能が使えなくなる可能性があるというデメリットも存在します。
ちなみに、9.8インチのディスプレイオーディオでは、CD/DVDプレイヤーを装着することはできません。音楽を楽しむ際は、USBメモリやBluetooth接続を利用することになります。
前期モデルからの乗り換えであれば9.8インチでも十分に感動できますが、より完璧なナビ機能を求めるなら、次に紹介する14インチモデルを検討する価値があります。
ディスプレイ選択は14型がおすすめ
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新型NXの魅力を最大限に味わいたいのであれば、ディスプレイの選択において14インチモデルを選ぶことを強くおすすめします。
「Version L」や「F SPORT」といった上位グレードに標準装備、またはオプションで選択可能なこの14インチディスプレイは、圧倒的な存在感と優れた機能性を両立しています。
インパネ中央に美しく統合されたデザインは、インテリアの質感を大きく高めてくれます。
機能面での最大のメリットは、9.8インチモデルのクラウドナビ機能に加え、車載のナビゲーションシステムも搭載している点です。これにより、万が一通信が途絶えたとしても、自車位置の測位やルート案内が継続されるため、どんな状況でも安心して運転に集中できます。
以下に、9.8インチモデルと14インチモデルの主な違いを表にまとめました。
項目 | 9.8インチ ディスプレイオーディオ | 14インチ ディスプレイオーディオPlus |
---|---|---|
画面サイズ | 9.8インチ | 14インチ |
ナビ機能 | クラウドナビのみ | クラウドナビ + 車載ナビ |
CD/DVD再生 | 非対応 | オプションで対応可能 |
エアコン操作 | 画面横のダイヤル | 画面内に統合されたダイヤル |
対象グレード | 標準モデルなど | Version L, F SPORTなど |
このように、14インチモデルは視認性の高さだけでなく、機能的な安心感という点でも大きなアドバンテージがあります。新型NXを選ぶ際には、ぜひこのディスプレイサイズに注目してみて下さい。
スマホ感覚の新しい使い方と操作性を実現
新型NXのナビゲーションシステムは、単に画面が大きくなっただけではありません。使い方や操作性そのものが、スマートフォンやタブレットのように直感的で分かりやすく進化しています。
最も大きな変更点は、インターフェースが一新されたことです。
画面の左側(運転席側)には、ナビ、オーディオ、車両設定といった主要機能へアクセスするためのショートカットアイコンが常に表示されています。
これにより、深い階層にもぐることなく、目的の機能へ素早くアクセスすることが可能になりました。また、エアコンの温度調整ダイヤルは物理スイッチとして残しつつも、風量やモード切替といった操作は画面内のタッチパネルに統合されています。
これらの進化により先進的なデザインと直感的な操作性を両立させています。
新型ナビの優れた操作性
- ピンチイン・ピンチアウトでの地図の拡大縮小
- フリック操作によるスムーズな画面スクロール
- 認識精度が向上した音声操作機能
これらの進化により、初めて操作する人でも説明書を読むことなく、ほとんどの機能を使いこなすことができます。旧型モデルの操作に慣れている人ほど、この「スマホ感覚」の使いやすさには驚かされるはずです。
新旧モデルで比較する操作性の違い
新型NXの操作性がどれほど進化したかを理解するために、前期モデル(旧型)の操作方法と比較してみましょう。前期モデルの最大の課題は、「リモートタッチ」と呼ばれる操作デバイスでした。
これはセンターコンソールに配置されたノートパソコンのタッチパッドのようなもので、画面上のカーソルを指で動かして項目を選択・決定するという方式です。
このリモートタッチは、運転中に視線を画面と手元の両方に移動させる必要があり、直感的な操作が難しく、特に走行中の操作には慣れが必要でした。カーソルが意図しない場所に飛んでしまい、ストレスを感じた経験のあるオーナーも少なくありません。
一方、新型NXではこのリモートタッチが廃止され、全ての操作が画面への直接タッチで行える「タッチパネル方式」へと全面的に刷新されました。
これにより、以下のようなメリットが生まれています。
- 操作のダイレクト感
目的の場所を直接触れるため、素早く確実な操作が可能 - 視線移動の削減
手元を見る必要がなくなり、前方への注意が散漫になりにくい - 運転中の安全性向上
操作にかかる時間が短縮され、運転への集中を維持しやすい
言ってしまえば、ガラケーからスマートフォンへ乗り換えた時のような劇的な変化です。
この操作性の違いは、日々の運転における快適性と安全性に大きく貢献しており、新型NXの価値を決定づける重要な進化点と言えるでしょう。
レクサスNXのナビ大型化で快適なドライブを
- レクサスNX前期モデルのナビは大型化が可能
- ナビ交換で画面の剥がれや小ささといった不満を解消できる
- 交換費用は工賃込みで10万円から20万円が目安
- アンドロイドナビはアプリ導入で機能性を大幅に拡張できる
- ディスプレイオーディオはスマホ連携に優れ合理的
- 大画面化によりナビの2画面表示が実用的になる
- 前期型から後期型純正ナビへの換装は非現実的
- 新型NXはベースモデルでも9.8インチの大画面を標準装備
- 新型NXの9.8インチは通信環境に依存するクラウドナビ
- より快適性を求めるなら14インチディスプレイが断然おすすめ
- 14インチモデルは車載ナビも搭載し通信が途切れても安心
- 新型NXのナビはタッチパネル操作でスマホのように直感的
- 旧型のリモートタッチから操作性が劇的に向上している
- ナビの大型化は視認性だけでなく運転の安全性も高める
- ナビ交換を検討する際は信頼できる専門業者選びが重要