レクサスRXのTRDマフラー音はうるさい?評価や違いを解説

レクサスRX500hの馬力は371ps!スペックと欠点を解説
TRD公式サイト

レクサスRXのカスタムを検討する中で、TRD製マフラーのサウンドが気になっている方も多いのではないでしょうか。特に、レクサスRXのTRDマフラー音は、その音質や音量について様々な評価や口コミが見られます。

また、装着にはリアスポイラーの同時装着が必須であったり、美しいテールエンドのデザインにも惹かれますが、車両や経年による個体差も気になるところです。社外品との比較や、そもそもTRDとGRの違いは何なのか、そして人気の高さゆえのマフラー納期の問題もあります。もっと手軽に見た目を変えたい方にはマフラーカッターという選択肢もあるでしょう。

この記事では、これらの疑問に一つずつお答えし、TRDマフラーの魅力を徹底解説します。

記事のポイント

  • TRDマフラーの音質と音量のリアルな評価
  • 装着に必要な条件とデザインの特徴
  • 他の社外品やマフラーカッターとの比較
  • 購入前に知っておくべき注意点や納期

レクサスRX TRDマフラー音の基本特性

レクサスRX TRDマフラー音の基本特性
TRD公式サイト

  • 低音が響くスポーティな音質
  • 純正より大きいが心地よい音量
  • 車両に合うテールエンドデザイン
  • 経年劣化などによる音の個体差
  • リアスポイラー同時装着は必須条件

低音が響くスポーティな音質

レクサスRX用のTRDスポーツマフラーの最大の魅力は、その上品かつスポーティな音質にあります。

結論から言うと、サウンドは低音域が心地よく強調された、ドライバーの気分を高揚させる音作りがされています。純正マフラーの静粛性の高さを尊重しつつ、物足りなさを感じる部分を補うように専用設計されているのが特徴です。

アイドリング時は比較的静かですが、アクセルを踏み込むと、T24A-FTSエンジンのポテンシャルを引き出すような、重厚で伸びやかなサウンドを奏でます。不快に感じやすい「こもり音」は高度に抑制されており、長距離のドライブでも疲れにくいサウンドチューニングが施されています。

サウンドの特徴

TRDマフラーの音質は、ただ音量を上げるのではなく、音の「質」を重視して開発されています。ドライバーが運転を純粋に楽しめるような、心地よいエンジンサウンドを演出してくれるでしょう。

純正より大きいが心地よい音量

マフラー交換で気になるのが音量ですが、TRDスポーツマフラーは「爆音」というほどの大きな音ではありません。

もちろん純正マフラーと比較すれば音量は大きくなりますが、そのセッティングは絶妙です。JQR認証を取得した車検対応品であるため、保安基準の範囲内で、迫力と上品さを両立した音量に仕上げられています。

車外ではしっかりと存在感をアピールできるサウンドですが、車内への音の侵入は適度にコントロールされています。これにより、同乗者との会話を妨げることなく、快適なドライブを楽しむことが可能です。

「純正では静かすぎるけれど、ご近所の目が気になるほどの爆音は避けたい」という方に、TRDのマフラーは最適な選択肢の一つと言えます。

車両に合うテールエンドデザイン

TRDのパーツは、車両全体のスタイリングを向上させることを重視してデザインされています。

スポーツマフラーも例外ではなく、特にマフラーの顔となるテールエンドは、レクサスRXのキャラクターに合わせて専用設計されています。RX用は迫力あるφ85mmのステンレス製4本出しテールが採用されており、プレミアムSUVにふさわしい力強く洗練されたリアビューを演出します。

このデザインは、後述するTRD製リヤディフューザーと完璧な一体感を生み出すように計算されており、マフラー単体ではなく、エアロパーツ全体でのトータルコーディネートを実現する重要な要素です。

経年劣化などによる音の個体差

マフラーのサウンドは、未来永劫同じ状態が続くわけではありません。使用状況や経年劣化によって、音質や音量が変化する可能性があることを理解しておく必要があります。

これはTRD製に限った話ではなく、あらゆるマフラーに共通する現象です。マフラー内部には、音量を抑えるための消音材(グラスウールなど)が詰められています。この消音材が、長年の使用によるエンジンの熱や排気ガスの圧力、振動などによって徐々に劣化・飛散していくと、消音効果が低下します。

結果として、新品の頃と比較して音が少し大きくなったり、音質が乾いた感じに変化したりすることがあります。これもまた、マフラーを「育てる」楽しみの一つと捉えることもできます。

リアスポイラー同時装着は必須条件

レクサスRX用のTRDスポーツマフラーを装着する上で、最も重要な注意点があります。

それは、TRD製の「リヤディフューザー」と必ず同時に装着しなければならない、という点です。構成案のキーワードでは「リアスポイラー」となっていますが、正確にはディフューザーを指します。このスポーツマフラーは、TRD製リヤディフューザーの形状に合わせてマフラーの出口(テールエンド)の位置や角度が専用設計されています。

そのため、純正バンパーに直接取り付けることはできません。

装着の必須条件

TRDスポーツマフラーの購入を検討する際は、必ず「スポーツマフラー&リヤディフューザー」のセットで考える必要があります。マフラー単体での注文や装着はできないため、予算やカスタムプランを立てる際には十分に注意してください。

購入前に知りたいレクサスRX TRDマフラー音

購入前に知りたいレクサスRX TRDマフラー音LEXUS公式サイト

  • ユーザーによるリアルな評価・口コミ
  • EXARTなど他社との社外品比較
  • 見た目重視ならマフラーカッターも
  • TRDとGRの違いを理解しておこう
  • 購入前にマフラー納期を確認する
  • レクサスRXのTRDマフラー音で後悔しないマフラー選び

ユーザーによるリアルな評価・口コミ

実際にTRDマフラーを装着したユーザーの評価は、購入を検討する上で非常に参考になります。自動車SNSのcartune.meなどを見てみると、多くのオーナーから肯定的な意見が寄せられています。

例えば、「程よい低音で運転が楽しくなった」「アイドリングは静かで、踏み込むと良い音がする」「見た目の迫力に満足している」といった口コミが目立ちます。これは、TRDが狙った「純正の品位を損なわずにスポーティさを加える」というコンセプトが、多くのユーザーに支持されている証拠と言えるでしょう。

一方で、少数ながら「期待していたより音が静かだった」という声もあり、音の感じ方には個人差があることも分かります。

EXARTなど他社との社外品比較

TRD以外にも、レクサスRX用マフラーを開発しているメーカーは存在します。選択肢を比較することで、より自分好みの製品を見つけることができます。

代表的なメーカーとして、高品質なマフラーで知られる「EXART(エクスアート)」が挙げられます。EXARTはTRDエアロ専用設計の「EXART ONE マフラー」をラインナップしており、サウンドを「スポーツサウンド」と「マイルドサウンド」の2種類から選べるのが大きな特徴です。

さらに、テールエンドの素材もステンレス、チタン、カーボンなどから選択でき、より細かなカスタマイズが可能です。価格帯はTRDよりも高価になる傾向がありますが、サウンドやデザインに強いこだわりがある方には魅力的な選択肢となります。

TRD vs EXART マフラー比較(RX用TRDエアロ対応品)

項目 TRD スポーツマフラー EXART ONE マフラー
コンセプト 純正+αのバランス型 選択肢豊富なカスタム志向
サウンド選択 1種類のみ スポーツ / マイルドから選択可能
テールエンド選択 ステンレス(固定) ステンレス / チタン / カーボン等から選択可能
価格帯 比較的安価 比較的高価
入手性 レクサスディーラーでも注文可能 専門店やオンラインストアが中心

見た目重視ならマフラーカッターも

「マフラーの音量は変えたくないけれど、リアビューの迫力はアップさせたい」という方もいるでしょう。そのようなニーズには、マフラーカッターが非常に有効な選択肢となります。

マフラーカッターは、純正マフラーの出口に被せて取り付けるアクセサリーパーツです。

マフラー本体を交換するわけではないため、音質や音量は一切変わりません。最大のメリットは、数千円から数万円という低コストでリアビューの印象を大きく変えられる点です。TRDマフラーやEXARTマフラーが高価で手が出しにくいと感じる方や、手軽にドレスアップを楽しみたい方にとっては、コストパフォーマンスに優れたカスタムと言えるでしょう。

TRDとGRの違いを理解しておこう

トヨタ系のカスタムパーツを調べていると、「TRD」と「GR」という2つのブランド名を目にすることがあります。この2つの違いを理解しておくと、パーツ選びがより楽しくなります。

もともとTRD(Toyota Racing Development)は、トヨタテクノクラフト株式会社が展開していたモータースポーツおよびアフターパーツのブランドでした。一方、GR(GAZOO Racing)は、トヨタ自動車本体が主導するモータースポーツ活動から生まれたブランドです。

現在では組織再編が進み、カスタムパーツ事業は「株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント」が担っていますが、ブランドとしては以下のような棲み分けがされています。

ブランドの主な役割

  • TRD:エアロパーツやマフラー、足回りなど、幅広い車種に向けた伝統的なアフターパーツブランド
  • GR:GRスープラやGRヤリスといったコンプリートカー(完成車)の開発や、「GRパーツ」として車種専用にチューニングされた高性能パーツを展開するワークスブランド

レクサスにおいては、主に「F SPORT PARTS」としてTRDブランドのエアロパーツやマフラーが設定されています。

購入前にマフラー納期を確認する

TRD製パーツは人気が高いため、注文してもすぐには手に入らない可能性がある点に注意が必要です。

特にマフラーのような大型パーツは、受注生産であったり、一時的に需要が供給を上回ったりすることで、納期が数週間から数ヶ月単位でかかるケースも珍しくありません。

例えば、他の社外マフラーメーカーの公式サイトでは「人気商品のため、発送までに約1ヶ月頂いています」といった注意書きが見られます。TRD製品も同様の可能性があるため、車両の納車時期に合わせて装着したい場合や、特定の期日までにカスタムを完了させたい場合は、必ず事前にレクサスディーラーやパーツ販売店へ最新の納期を確認することを強くお勧めします。

レクサスRXのTRDマフラー音で後悔しないマフラー選び

この記事では、レクサスRXのTRDマフラーに関する様々な情報を解説しました。最後に、後悔しないマフラー選びのための重要なポイントをまとめます。

  • TRDマフラーの音は低音が響くスポーティなサウンド
  • 音量は車検対応の範囲内で純正より大きくなる程度
  • こもり音は抑制され長距離でも快適
  • デザインはリヤディフューザーとの一体感を重視した4本出し
  • 装着にはTRD製リヤディフューザーが必須で単体装着は不可
  • 音は経年劣化で変化する可能性がある
  • ユーザー評価は「程よい音量と見た目」で概ね高評価
  • 音の感じ方には個人差がある点も念頭に置く
  • より強いこだわりがあるならEXARTなどの社外品も比較検討の価値あり
  • 音を変えずに見た目だけならマフラーカッターが低コストでおすすめ
  • TRDはアフターパーツ、GRはワークスブランドという違いがある
  • 人気商品のため納期がかかる場合がある
  • 購入前には必ず販売店へ納期を確認することが重要
  • RX450h用には過去に自主改善があったことも知っておくと良い
  • 自分の求めるサウンド、デザイン、予算を総合的に判断することが大切